2009.02/23(Mon)

本物。

皆さんこんにちは♪
昨日は雨降り、今日は曇り空で・・洗濯物が乾かない九州北部です
なんとか風で乾いてくれないかな~。


さて。
今日は手作りフェアで出会ったある方の話をしたいと思います。


ある方とは・・

昨日の手作りフェアの記事で紹介した
和布の花と木ボタンを買ったところの店主さんなんですけどね・・。
tedukurifair.jpg



私たちは和布のコーナーは最後に回ったので、
それまでにいろんなお店で会話をしつつ、買い物をしてきたんです。
売る方は普通に「いらっしゃいませ~」「これはいいですよ~」と気さくに話しかけてこられる。
買う方も「じゃあちょっと見せてもらいますね~」という感覚で。


ところが、和布コーナーに入るとやはり・・雰囲気も渋くて(笑)
店主さんも男の人の割合が多くなって、
なんとなく遠目でいそいそ見るようになりました。
本当はもうちょっと近づいて見たいけど、値段もピンからキリまででちょっと怖い(汗
でも私たちも和ものが好きなので、すべて見たい。

そんな感じで見るだけ~のつもりが、
その店主さんのお店で、はたと足が止まりました。


そのお店には手前に和布のはぎれ、奥にいくに従って大きめの古布が並んで、
その右に華やかな和雑貨、木ボタンが並んでいました。


店主さんは・・真ん中の和布を一枚一枚たたんでいます。

手前に大島つむぎと思われる小さなはぎれがあったのですが、
それが母の目に留まり、手に取ると・・


店主さん、その場で自分の手元を見たまま

「それは大島」

と、ぼそり。



「えっ??」
まさか見られてるとは思わず・・二人ともびっくり(笑)


それから私が、例の和布のお花8個入りに目を奪われて
どれにしようかな?これにしようかな?と迷って、
ええい!これに決めた!!と手に取った瞬間、

背後から・・

「おおきに。」


Σ(・o・;)



お金を渡すときに初めてお顔を拝見したのですが、

特にニコニコ顔でもないんですよ。

かといって不愉快な思いもまったくなくて・・。


ただ・・着ておられたベストを見て、まちがいないなと思いました。

それは黒地に古布のパッチワークが縦に走ったベストで、
こだわりを感じられる、とても素敵なものでした。

それを見て、
ああ・・この方は本当に古布がお好きで大切にされてるんだなと感じました。


実は、和布のお花を買った後に木のボタンを見つけたんですけどね。
もうこれもまたいい味が出てるし、あの店主さんだし・・
こうなるともう、買っちゃいますよね(*^.^*)



布をあつかうしぐさといい、


こだわりの服装といい、


ピンポイントで、決して多くを語らない語り口・・


そして並べてある品物に


本物を感じました。



商品の単価は決して安くはなかったのですが、


それはきっと店主さんの自信の表れかなとも思いました。




今まで、

人間は決して外見だけじゃない。中身だよと思ってきましたが・・


この店主さんを見て、


外見も中身もどちらも大事だよと言われたような気がしました。



堅すぎず、


こだわりも忘れず、


本物を生み出せるような人間になりたいなと思いました。




いい方に出会えて・・福岡まで足を運んだかいがありました(^ー^)

少しでも近づけるように・・一歩ずつ、一針ずつ頑張ろう。




追記:
昨日紹介した8個入りの和布のお花はどうもちりめんではなく、
着物の生地みたいでした。
ちりめん独特のうねがなかったので・・。
もっと布の勉強もしなくちゃなと反省しました(;´Д`A ```




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2008.03/10(Mon)

先入観。

3月ももう10日経ちましたね~!早い早い

お子さんが入園入学というお宅は大忙しですよね・・。
入園バッグ作ったり、小さいものひとつひとつに名前を書いたり・・。

この時期になると思い出すことがあります。
出会いは2年前の手芸屋さん・・・私はすてきな少女を見ました。



その少女はお父さん、お母さん、妹(赤ちゃんでお父さんが抱っこ)と
入園バックの生地を選びに手芸店にきていたみたいで。

彼女はお母さんと一緒に、自分より背の高いロール状の布たちを見上げていました。
その中で気に入ったものが見つかったらしく、お母さんに「これがいい」と見せましたが・・

お母さんはその生地が気に入らないらしく、しきりに他の布を薦めている様子。
それでも彼女は「これがいいのっ!」と譲らない。


背中越しに聞こえる会話・・・
(長崎ことばでお送りします^^)

母「そんな柄、だれが持っとらすとね!!」

彼女「それでもこれじゃなきゃ、やだっ!!」

お父さんは彼女の味方らしく、
父「他の人が持っとらっさんけん、よかったい!!」


どうしたことか・・えらいことになってるなぁ~と思い、
気になって彼女の選んだ生地を見てみると・・・なんと、




karakusa1.jpg


唐草(からくさ)模様!!


素敵!! 粋だねぇ~。


彼女は自分より大きいこの唐草のロールを抱えて、嫌がるお母さんを追いかけてウロウロ・・。
あまりに一生懸命でけなげな姿に、思わず心の中で

「がんばれ!唐草ガール!!」とエールを送りました(^o^)


ただね・・お母さんの気持ちもすごくよく分かるんです。
唐草といえば、いろんなとらえかたをされる模様です。
実際、私の知人に聞くと「あぁ・・どろぼうさんの風呂敷の柄ね」と返ってきます。

私も唐草模様は大好きですが、もし自分の子供に持たせると考えたら・・
このお母さんと同じ行動をとってたと思う。

そして、お父さんの言葉もすばらしいと思いました。
世間体より、娘の個性が大事って言い切れる強さ。


最終的に彼女がどんな選択をしたのかは見届けられなかったのですが、
(めちゃめちゃ気になったのですが、バスの時間に負けました。スミマセン(-人-))

好きなものは好き!と先入観をくつがえしてくれた彼女と、
彼女のことを想うご両親をみて、なにかじわっと、温かいものがこみ上げてきました。


ものづくりも一緒。
お客様が使いやすいものをと心がけつつ、
新しいデザインにチャレンジする気持ちを忘れないこと。

小さい彼女に教えてもらいました。
そんな彼女も、もしかしたら今年小学生かな~?と想いをはせています。
もしそうだったら・・おめでとうを伝えたいな。



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